Newsweek日本語版 2006/12/6号
25p ビートルズが帰ってきた!より

ビートルズのプロデューサとして「5人目のビートルズ」と呼ばれたジョージ・マーティンの話が載っている。
ジョージ・マーティンってのは、仕掛人として有名。
ではあれど、普通の感覚としては有名じゃない。
ってのは、気にしない方向で。

(超前略)
昔は勘に頼って、かみそりの刃でテープを切り張りしたものだ。
それが今やパン生地のように、つまんだり、ねじ込んだり、いろんな形に仕上げられる。
デジタルサウンドの操作には、夢中になってしまう。
簡単にスイッチ一つで音響効果を生み出せる。

でも人間的な要素が失われ、新しい音楽の創造にはつながらない。
ベース・ラインに音を重ねていく、というやり方ではだめだ。
私も試したが、これが今後進むべき道だとは思わない。
(後略)


表現しにくいのだけど、何にでも当てはまると思う。
MVの場合も、確かにベースには曲があって、変えられないものではある。
けれども、曲に映像を重ねるだけじゃだめなんじゃなかろか?

また、切り抜きなどを施し既存のものに酷似させるものは、人間的な要素が失われて、新しい創造にはつながらないんじゃなかろか?

個人的にタイムリーな内容で、電車で読んでいたのにもかかわらず、思わず「ウンウン」と声を出してうなずいてしまい、赤くなったわ。
 

コメント

nophoto
2006年12月1日19:44

私は、この前とある動画を見て
「とても人が作ったとは思えない。」
と酷評しました。
この記事を読んで、私もジョージ・マーティン並になったかと、ひとりごちました。