色々とあって、インド映画のいいとこ取りを見まくっているんです。
インドと言う国は、結構な制約があるだけでなく、アメリカを越える人種のるつぼ。
各地方ごとに言語が違う為、各地方ごとに映画が作られている。
ゆえに、ものすごい膨大な数の映画が産出されている。

でも、男と女の絡みは一切ダメ。
キスすらNG、つかそんなものを放映したら映画は没収の上、監督・俳優をはじめ関係者に実刑が。

ではあれど、やはり恋愛を描かないと映画にはならないわけで。
厳しい制約があるため、恋愛の表現は凝りに凝っている。

いや、まじ、それもうキス寸前っ!
濡れているかのようなテカリを放つ唇、エロ過ぎ!
フルアップで、近づく唇と唇。
イェアッ、イェアッ!
と思っていると、すっと顔がすれ違う。

お前この純真なドキドキ感をどうしてくれるっ!
 
 
もーね、被写界深度の小さい望遠レンズを使った細かいテクニックには、賞賛の声を上げてしまう。
望遠レンズを使うと、被写界深度が小さいため遠近感がなくなるのよね。
背景がかなりボケるけれども、
「おいおいおいおいおいおい、タイーーーーーーーーホ(AA略」
の衝撃のが大きくて、気付きにくい。

こういうものは、制約が多いほうが知恵を絞る分いいものができるのかもしれない。
 
 
なお、インドの映画はミュージカルばかりで演技が大げさ。
歌舞伎とまでは言わないまでも、けれんみだらけ。
代わりに、言葉が分からなくても登場人物が何をしていて、何を思っているのかが分かりやすい。

年間で恐ろしい数の映画(パクリも多い)が作られているため、まさに玉石混在。
なによりも、分母が大きいのがすばらしい。
でもね、かえって分母が大きすぎて良いものに出会う確立が・・・。

あ、細かい話だけど、インドで買ったものはPALだから注意。
日本で売っているものは、さすがにNTSCだった。
でも、アスペクト比が死んでたけどナー。
 
 

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